Harvest Moon

今週はずっと中国へ帰省していた。帰省の時期が、中国の中秋節(旧暦の8月15日)と重なっていたため、ちょっとしたお祭り気分を味わった。
意外に思われるかも知れないが、これほど中秋を祝うのは中国でも最近のことらしい。いままで派手に祝ってきたお祭りは、旧正月(旧暦の正月)と国慶節(建国記念日)である。いずれとも、人為的に定めた記念日である。それとは違い中秋は神話的由来があり、共産主義国家としてはあまり好ましくない物であった。その中秋が旧正月に次ぐ一大イベントとなったのは、中国自由化の象徴とも言えよう。
直行便が取れなかったため、大阪を経由して東京へ戻ってきた。かなり久々の国内フライトだったが、これには意外な収穫があった。機内から見る月である。
今年の月は昨日の夜が一番丸かったそうで、雲の上で見る月は圧巻だった。特に機体が旋回しているときは、月へ向かう銀河鉄道のようにも思えた。これほど月に見とれたのは、久しぶりだ。
それも束の間。きれいな夜景も、高度が下がるにつれて乱雑な明かりの集まりへと化けていく。そして、また東京での一日が始まるのだ。