拉致、残留孤児そして日系ブラジル

先日、新華社通信の東京特派員と食事する機会があって、中国にいる日本の残留孤児の話題になった。彼曰く、日本政府が残留孤児問題をまったく重視してなく、残留孤児の日本での生活は悲惨である。残留孤児という人たちは、第二次世界大戦の終了後日本人が本土に引き上げる際に、さまざまな理由で日本に帰れなかった子供たちである。彼らの親は、主に経済的な理由で彼らを中国人に預けた。そして今彼らは60,70歳となり、日本に帰ろうとしている。その数はおよそ一万人を言われている。
彼らはもうほとんど日本語がしゃべれないので、日本での生活が大変というのは理解できるのだが、日本政府が彼らに対する手当てが無いに等しいらしいのだ。一方で、拉致被害者のほうは政府が大金をかけて、国全体を上げて支援している。同じに日本人なのにこの差は何なのだ。残留孤児と同じく日系ブラジル人も、日本に帰ることも困難だし、日本での生活も社会の最低クラスにある。
もともと、満州開拓団とかブラジルに移民にした人たちは、当時の日本でも最も貧しい人たちで、政府の政策で派遣されたのである。その人たちに拉致被害者並とは言わないが、もう少し援助を与えてもいいのではないだろうか?