Office complex, female senior high school student and subprime loan

Canicula のニュースの視点 Vol.4
●都心のオフィスビルの賃料が高騰している。この4年間で2倍になった。
最近のオフィスビルの多くは証券化されている。とくに三井不動産が手がけるものは、ほとんど証券化だ。ほかの多くのビルは、外資ファンドの傘下にある。これらは賃料高騰の一つの理由ではないか。
東京のオフィスビルの賃料と超高級ホテルの宿泊料はバブル以降、他の国際的な大都市に比べかなり割安な水準であった。それゆえに、多くのお金が流れ込んだのだと思う。それらのお金は需給関係を軽視していると思う。賃料がほぼ適正価格に近づくにつれて、オフィスビルの緊迫状態はより解消されにくくなるだろう。
●女子高生にターゲットを絞ったサービスがいろいろと成功している。
「プリクラ」、「前略プロフィール」、「モバゲー」など。女子高生の平均お小遣いは一万円程度だが、そこにターゲットを絞り徹底的なマーケティング活動を行うことで、大きな収益が期待できる。
マーケットボリュームの関係でいままで無視されてきた市場が多々存在するが、圧倒的なシェアを取れば、十分に利益は確保できるはず。
開発経済学の「Bottom of the pyramid」にいる人たちにも応用できると思う。
●中国系銀行が米国に照準
格付け機関の格下げなどにつれて、サブプライム関連商品の価格が10月でさらに大幅に下落した。それに合わせて投資銀行はまた大きな評価損を抱えることになった。特に日本の銀行は、取ったリスクと純利益額の割には、損失が大きいと思う。一部信用金庫にも問題は波及しているそうだ。しかしトップの責任を問う声が全く聞こえない。米国事業を全面撤退すればいいということではないと思う。
一方で、中国のCITIC証券はベアスターンズの6%の株式を取得。民生銀行は米UCBHの株式9.9%を取得。母体の強さでは、明らかに中国の銀行より邦銀のほうが勝っている。この機会をグローバル展開のトリガーにすればよかったのに、すっかり日本に閉じこもってしまった。市場がベアな時に、買うのは証券市場の鉄則だと思う。