In Rainbows

僕が最も好きなバンドは、間違いなくU2だ。
そして、好きなバンド二番手をめぐり熾烈な争いをしているバンドの一つにRadioheadがある。
そのRadioheadが「In Rainbows」という新アルバムを今月に出した。
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音楽はさておいて(やはり「OK Computer」は越えられない)、このアルバムの支払方法が面白い。
なんとこっちの言い値で買えるのだ。しかもWEBでしか買えない。
(www.inrainbows.com)
これはまさに、インドのリキシャのおっちゃんと同じ「As you wish」の世界である。
こんなやり方で、元が取れるのかと心配する方も多いだろう。
しかし、ビジネスの観点からこの販売方法を見ると意外といけるかもしれない。
条件:
1、固定費の負担が高く、限界費用が著しく低い場合。
たとえば、ホテル、航空、ソフトウェアなどなど。
一定以上販売すれば、原本割れする心配がなくなるので、あとは言い値でも大丈夫だと思う。逆にいえば、限界費用より高く買ってくれればいいわけだから、かなりの確率で儲けることができると思う。
2、価値が測りにくいもの。
商品の価格は、原価から算定するか、市場での価値から算定するしかない。
原価から算定するものだと、原価すれすれまで言い値が下げられる可能性がある。
しかし、無形のプレミアムが原価に上乗せしている場合、価格はそのユーザーにとっての価値で決まるので、言い値によるディスカウントは意外と小さいかもしれない。
この二つの条件を満たしている「In Rainbows」が収益がどうなっているかぜひ知りたいものだ。