Trip to Ishinomaki City

6時の始発で仙台に行き、その日のうちに上海に飛ぶという過密スケジュールで、石巻行きを決行。
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散乱としたまま放置されている民家
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休業し車椅子だけ取り残されている石巻市立病院
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瓦礫の山に挟まっている車
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すべてが流されてしまった沿岸部
海に近づけば近づくほど、人の気配は薄くなり、
波音しか響いていない不気味な静けさに襲われる。
3.11以前ここで存在していたはずの人々を考えると、
そのギャップの大きさに、暫し思考が停止するほどだ。
諸行無常。大自然の前で我々は所詮脆弱な一種の生物でしかない。

Trip to Cuba

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Cuba definitely has world class Jazz musician. Amazingly, it only cost 10 USD
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Cuba uses 300 years old castle as its military base
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Fidel Castro, Che Guevara and a horse
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Casa de la musica is full of prostitutes
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Tobacco plantation
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The national sport is definitely baseball
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Havana is a living museum of antique cars
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Mr. Bush family in Havana
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Havana airline still uses Soviet airplane
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Havana is qualified to become the next Cancun, if the US’d like to stop the embargo

Yakushima

シルバーウィークを利用して屋久島に行ってきた。
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屋久島に限らず、旅行はちょっと特殊な商品(サービス?)だと思う。
例えば今回旅費の五割以上は交通費。それが支払われるのは航空会社や船会社であり、屋久島の観光資源を提供している当事者ではない。残りの金額も大半が宿泊費で、一部の商品提供者に支払う形となっている。つまり商品の提供者と代金受け取り者が乖離しているのだ(ただし現在でも地方税等で、100%乖離しているとは言えない)
一方で屋久島へ月三回出張する会社員(彼らも同じ観光資源享受している)は、観光客のただ乗りに憤慨しているかというとそうでもないと思う。彼らにとっての屋久島は生活の一部であり、経済的価値は限りなくゼロに近い。旅行の場合、商品の受給者によって、商品の価値が大きく異なるのだ。
つまり旅行においては、極めて日本的なお互いに「泣いてもらう」的なあうんの関係が成り立っている。これらはIT等、場の整備により解消される方向にあると思うが、逆にこれをヒントに新しいサービスも思いついたりする。

Hakushu

旅の本質は移動にあると僕は勝手に思っている
どれだけ物理的に移動したかではなく、どれだけ移動したと感じるかだ
単純に飛行機で雲を二回突き抜けるよりも潮風に吹かれて船で移動したほうが旅らしいし、全く違う文化に浸るのは旅そのものだと思う。だから、僕の旅は同じ所に長居しない。立ち止まってしまうとその土地に染まってしまう、移動し続けるのだ。
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こんな前置きをしておきながら、大して移動していないのだが、白州にあるサントリーのウイスキー蒸留所に行ってきた。驚かされたのが、見学用に良く整備された施設と心地よいホスピタリティ。しかも入場は無料だ。いままでサントリーのウイスキーはあまり飲んだことは無かったが、すっかりファンになってしまった。キリンと合併したら、ここをどうやって株主に説明するのだろうか。
帰りは時間が余ったので、ついでにリゾナーレに立ち寄ってみた。
細かいところまでコンセプトが統一されており、何よりも接客が完璧だった。従業員一人一人がいきいきと働いていることが強く伝わってくる。
3連休もこれで終わり。ひげを剃って、明日に備えよう。

Foliage season

10月も終わりに近づき、いよいよ秋本番。紅葉の季節だ。
季節とはあまり関係ない生活をしている僕だが、せっかくなので軽井沢まで行ってきた。紅葉も悪くなかったが、やはり軽井沢は避暑地だけあって、気温が低い。T-shirtしか着てなかったので、冬を一歩先に味わうことができた。
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泊まったホテルの隣に、大型アウトレットショッピングプラザがあったので、ついでに寄って見た。アウトレットは都心から結構離れているにも関わらず、多くの顧客を引き寄せているので、きっと安売りしているのかなと思っていたけど、実際そんなことはない。値段的には、年末年始のセールと大差なく、商品によってはセール時の価格より高い。値段がそこそこ安くて、じっくり品定めができるショッピングスポットとして、短距離の観光プランに組み込まれているのだろう。
アウトレットの運営者にとって、アウトレットは一種の価格差別を行うツールである。アウトレットをそのまま都心でオープンすると、正規品が売れなくなり、ブランドエクイティの崩壊が起きるが、そこそこ遠い軽井沢くらいにしておくと、丁度いいところに収まる。つまりアウトレットは、物理的な距離で価格差別を可能にしている訳だが、もちろんほかにも人や時間を用いることもできる。
たとえば、ラグジュアリーブランドのリピートユーザー限定のセールイベントは、特定の顧客にフォーカスすることで、価格差別を可能にしている。また年末年始や夏前のセールも、特定の時間で価格差別をしている。
この延長線上で考えると、百貨店で平日午前中の限定セールというものが考えられるし、ほかにもいろいろ面白いアイデアがあるだろう。興味のある方は、元アクセンチュア戦略グループ統括の三谷宏治さんが提唱している「JAH(軸値巾)法」をご覧になると面白いと思う。

Thai and resort

のんびりと一週間、タイで休暇を過ごした。
普段はちょっとマイナーな異国の地でハードな旅行が多いのだが、今回は来年社会人になったときのことを考えて、リゾート地に滞在した。
タイのリゾートと言えばプーケット。しかし、今回は雨期の関係でサムイ島に行った。初めてのタイだったが、世界からの観光客を集めているだけあって、東南アジアの中ではかなりサービスが行き届いていると思った。
印象的だったのが、笑顔が非常に素敵なこと。「笑顔の国」と自称しているだけある。これでかなりのサービスに関するフラストレーションは相殺される。また経済レベルが比較的高いので、観光施設以外でも、クオリティの高いサービスが受けられる。
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参考までに

Click to access no.8MasaruSuzuki.pdf

Trip to Tibet and North Korea Vol.4

北朝鮮の治安はいい。間違いなく世界トップレベルだと思う。多少の軽犯罪を除くと一般的な刑事犯罪はほとんどないそうだ。日本ではよく北朝鮮崩壊論が持ち出されているが、実際平壌に行ってみると、人々はとても素朴で、社会もかなり安定している。慢性的な燃料不足のため、バスの便数は極端に少なくなっているわけだが、市民は本を読みながら、200メートルの列を並び、バスを待つ。ひょっとすると中国よりも安定なのかもしれない。
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いくつかの事実を総合すると、北朝鮮の国民向けのロジックが分かってきた。まず朝鮮戦争以降、米国は引き続き武力による南北統一を狙っており、北朝鮮最大の敵である。北朝鮮は決して軟弱な国ではないが、世界最強の米国と闘うことになると、やはりそれなりの消耗が生じる。それが、いまの貧しさにつながり、それを打開するために核兵器というわけだ。簡単にいうと、米国が悪の枢軸であり、北朝鮮不調の原因はすべてそこにあるということである。確かに言われてみれば、それほどおかしな論調ではないし、子供の時から聞かされていれば自然と頭に刷り込まれるのだろう。
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旅の目玉は、やはり10万人のマスゲーム「アリラン」だろう。世界最大のスタジアムのスタンドに5万人が座り、人工的な5万ピクセルの画面を作り上げる。そして、グランドには立ち替わり5万人のダンサーがいる。そのスケールの大きさと完璧に計画されたショーに、圧倒されるばかりだ。ちなみに、この10万人はみなボランティアで、学生やサラリーマンから志望者募っているらしい。練習に半年かかり、マスゲーム自体は3か月公演される。北朝鮮の人口は2000万人なので、200人に一人は毎年ほぼ1年をこのショーに費やすということだ。これができる国は、地球上でほかにいないだろう。
見たほうが早いと思うので、動画を少し。
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北朝鮮のテレビ。週末を除き、チャンネルはこの一つしかない。
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Trip to Tibet and North Korea Vol.3

僕の周りに旅好きと自称する人間は多いが、それでも北朝鮮に行ったことがある人は皆無だ。その一方で、北朝鮮のトピックは、日々お茶の間を賑わしている。そんな遠いようで近いような北朝鮮に、一人で乗り込んできた。
共和国の首都である平壌へ行くには、空路と陸路がある。僕が選んだのは、中国国境の町-丹東から、国際列車で行く方法だ。丹東から平壌の距離は220キロ、北朝鮮最速の列車に乗り8時間ほどで到着する。これが、北朝鮮スタンダードだ。
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北朝鮮での旅の始まりは、まず金日成銅像から始まる。なぜなら、すべての北朝鮮人民は平壌に来ると真っ先に金日成銅像へと向かう。外国人としての僕も、その習慣を尊重する必要があるからだ。周りの平壌市民と同じように花束を買わされ、「偉大なる金日成主席万歳!」と唱えた僕は、北朝鮮での旅行は自由がないことを思い知らされた。それを含めて、北朝鮮の習慣なのかもしれない。外国人が泊まるホテルは、町の中心部を流れる川の中島にあり、ほぼ脱出不可能。観光中もガイドから50メートルぐらい離れると必ず紳士的に連れ戻される。
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平壌という街は、広告マンにとっての悪夢である。あたりを一周見渡しても、広告の影も見当たらない。その代わりにあるのは、「21世紀の輝く太陽、金正日将軍」というキャッチコピーだ。これを思いついたコピーライターはすごいと思う。低く見積もっても国内シェア50%以上、前人未踏の領域だ。道路もちょっと変わっている。走っている車はカウントできるほど少ないのに、交差点には必ずといっていいほど警察がいる。しかもほとんどが婦警だ。
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街ゆく人の服装に注目すると面白い事実がわかる。女性は必ずスカートをはいている、どの年齢層の女性でもだ。しかも大多数の人は、ストッキングにハイヒール。男性も非常にフォーマルな格好をしている人が多い。いろいろ原因を考えたが、すべての服装が配給制になっているという仮説に至った。つまり女性には、スカートしか支給されないのである。高校の制服と同じシステムだ。
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服装だけではない、ほとんどすべての事柄が北朝鮮では計画されている。計画経済であることはもちろん、大学の専攻から、結婚相手、住宅、食糧まで、身の周りのすべてが計画済みだ。都市も完璧に計画されており、都市部から郊外の境目が非常にはっきりしている。朝の7時半にみな仕事に行き、6時に帰宅する。すべての国民は仕事を与えられるので、それ以外の時間帯では、通行人をほとんど見かけない。
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そもそも北朝鮮は、経済的には世界最貧国ではないと思う。より貧しい国にも行ったことはある。しかし、それでも強い違和感を覚えられずにいられないのは、北朝鮮の現実と計画のギャップがあまりにも大きいからだ。市民は米すら満足に食べられないのに、アジア最高のホテルが建設中で、世界最深の地下鉄がある。ハードウェアは計画できるのだが、ソフト面がまったく付属していないので、非常に歪な国となっているのだ。

Trip to Tibet and North Korea Vol.2

チベットへの道は厳しい。ラサの標高で3600メートル、富士山よりちょっと低いぐらいだ。ちょっと郊外に行くと、酸素が地上の半分、 樹木も生えない標高5000m、人間が生存できる限界の高度だ。
ここで問題となるのが、高山病。高山病は年齢や、性別、体力の有無など関係なく、かかる人はかかるらしい。体の状態を自分でコントロールできないのは、嫌な気分だ。結果的には、ちょっと眠たくなったり、頭がすこし痛くて寝つけられない程度だったが、高山病に対する恐怖心が薄れることはなかった。
チベットと言えば、3月に騒乱が起きたばかり。町は武装警察で埋め尽くされ、主要な道路はいたるところにチェックポイントが設置してある。前回騒乱の導火線となったチベット寺院については、厳重な警備態勢が敷かれている。漢民族の僕にとっては、非常に安全な環境だといえるが、チベットの人たちはどう感じているのだろう。
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チベットが注目される理由の一つとして、その独特な宗教にあるのだと思う。しかし、文化的にも、宗教的にも、チベット民族は、大陸の文化に強く影響されていることが確認できた。僧侶の数は1945年時の10分の一にも満たないし、チベットの民族的な服装を着用している人は非常に少ない。町の看板は確かにすべて漢字とチベット文字の両方で書かれているが、チベット文字は申し訳程度におかれている場合がほとんどだ。そもそもラサ市の3割の人口は四川省からの移民だと聞いた。もちろん今でも、一般的な住民のチベット宗教に対する信仰は厚いが、これからの若い世代に関しては未知数だ。
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チベットの騒乱は、その観光業に大きな打撃を与えた。海外の観光客は政府の規制でほとんどチベットに入れないし、大陸からの観光客も5割以上減少しているとのこと。これはただでさえ貧弱なチベット経済にも影響を与えていると思う。僕が見る限り、チベット独自の産業といえるものは農業しかない。チベットの山岳帯に生息する牛科の動物「ヤク」の飼育とハダカムギの栽培である。その農業ですら、野菜と米を十分に調達できないので、内地から輸入するか、四川人が育てる温室野菜を買うしかない。第二産業に関しては、軽工業もないに等しく、ほとんどの商品を大陸から輸入している。このような状況下で、チベット人の暮らしが、漢民族よりよくなることは考えにくい。
チベット社会の不安定は、経済的な要因もある。漢民族とチベット民族の格差だけではなく、チベット民族内部でもかなりの収入の差が見られる。観光客を相手にしている、または気候や地形の関係で高価な農産物を収穫することができるチベット人は、それなりに豊かだし、内地の支援も受けているので、現状にそれなりに満足しているものだと思う。しかし、北に行けばいくほど、伝統的な生活スタイルを保ち、市場経済にうまく入り込めない人々を目にする。もちろん、中国内地の格差も相当すごいものがある。格差自体はある程度仕方がないと思うが、格差の形成過程が非合理的である場合、社会が安定的に成長するのは難しいと思う。
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