Impression of Singapore

週末を利用して、一日半程度シンガポールに滞在。
今後アジアで働くとすると選択肢は、東京、上海、香港、シンガポールくらいしか無いと思っていた。
そういう意味で、今回の旅はどれだけシンガポールに住めそうかという調査も兼ねている。
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結果からいうと、シンガポールで数年働くことは全く問題ないが、中長期的に住みたいという感じはあまりしなかった。思ったことを五月雨式に書くと。
-合理的な街であることは間違いないが、合理的過ぎてつまらない
オペレーションズ・リサーチを勉強した人間としては、シンガポールの街の作りに感銘を受けた。公共交通網、シティプランニング、お店の中の細かい仕掛け等すべてが効率という目的関数のために最適化されていた。だが一方で、エリート主義的な共産社会で生きている感覚もあり、人間臭さがあまり感じられない。すべてがシンプルなのだが、美しくもないし、深くもない。真面目になったラスベガスというところだろうか。
-思ったほど、暴力装置が働いておらず、市民の自覚によって秩序が保たれている
来る前に読んだ本によると、地下鉄で水を飲むと2万円の罰金で、ガムを噛んでいるとムチ打ちの刑(?)が課されるらしい。実際地下鉄で飲食している人も、ガムを噛んでいる人も見当たらなかったが、それを監視している国家の力も感じられなかった。制度を施工した当初は働いていた強制力が、すでに人々の習慣に刷り込まれたのだろう。この15年で移民が大幅に増加しているにも関わらず、この状態を保てているのは、一人当たりGDPの高さによるところが大きいのかも知れない。
-気候的に、アパレル業界としては魅力的ではない市場
シンガポールは思ったほど熱くなく、上海より最高温度はむしろ低い。だが、春夏秋冬の変化がないのは、アパレル業界にとっては致命的だ。季節感がないと、キャンペーンもセールも打ち出しにくい。業界統一でセールを行なっていたが、その次も夏物を売っていたら、購買欲は刺激されない。街なかの女性を見ても、ZARAとかで売ってそうなワンピースに、薄手生地のカーディガンというパターンが多い。客単価は高くないはずだ。
-小国であるメリットを最大限に生かして、経済的に発展している
こちらで働いている友人とも色々話したが、やはり実効税率、特に法人税が半端無く安い様だ。国の幹部がFORTUNE500の会社に対して、自らトップ営業を展開している。こういった柔軟な経済制度、移民政策も、小国だから統制が取りやすいからではないか。もちろん大国であるメリットは有るのだが、一部の地域を特区として権限をdelegateしないと国としての競争力が下がってしまう可能性が高い。

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