Shanghai EXPO

話題の上海万博に行ってきた。
今日の入場者は現時点で約50万人、開園以来の記録を更新したらしい。
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日本館を含む人気パビリオンは4時間待ち、平均的なパビリオンは2時間待ち、どんなにマイナーなパビリオンでも30分程度は並ぶ必要がある。心配していたオペレーションの混乱は全く無く、開園以降急速に学習しているようだ。
個人的には、万博は過去の遺物になりつつあると思う。
1.昔は世界を知るベストな手段だったかもしれないが、いまはネットやテレビで結構情報が手に入る上、実際旅行で行くこともかなり簡単になった
2.万博以外のテーマパークのレベルが確実に上がってきており、取り壊しを前提とした万博はビジネスとして成立しなくなってきている
メキシコ人が、ケニアを知るために、上海万博に訪れるのは全く想像できない。万が一来たとしても、上海という都市自体のほうがよっぽど魅力的に映るだろう。
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閉鎖中の北朝鮮館、緊張している中朝関係を反映か
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常に超満員の日本館

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Lighting the World

友人の誘いで、ミッドタウンで行っている「世界を変えるデザイン展」に行ってきた。詳細は以下のURLから
http://exhibition.bop-design.com
参加したのは、Philips LightingのSustainability Directorが行ったプレゼン。これまでは先進国の20億人が電化製品を消費し、これからは新興国の20億人がそれに続くと思うが、残された20億に工業文明が行き渡るのはまだまだ先が長いようだ。
最貧国において、5年以内で補助金以外に投資を回収する手段が無ければ、活躍できるのは小規模なNPOしか無いだろう。国のトップから押さえて、30年計画でビジネスを展開してもいいが、リスクが大きすぎるし、植民地の再来とも映る。
資本主義のパワーは、金のにおいがする所までしか及ばないのだ。

KIN-DZA-DZA!

「不思議惑星キン・ザ・ザ」
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僕が生まれた年にソ連で作成されたSF映画。
ソ連全土で1520万人という驚異的な動員数を記録。
ちなみにアバターが日本における動員数は約1000万人で、旧ソ連の人口は日本の約2倍。
ソ連崩壊まで後5年。共産圏で蠢く民主化の波。
そんな時代の流れをおもしろ可笑しく表した作品だ。
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もちろん純粋に映画としても、十分楽しめる。
国を超えたユーモアが込められており、笑いのレベルが高い。
早稲田松竹で上映中なので、ご興味のある方は是非。