フランス大使館で行われている展覧会「No Man’s Land」に行ってきた。来春のフランス大使館が移転するので、「No Man’s Land」となった旧官邸を利用して、日仏の新鋭アーティストがそれぞれの思いを自由に表現している。
特にコンセプトもなく、部屋ごとにアーティストの独自の世界が展開されており、会場内は常に休止符のやたら長いBGMが流れている。世界の終わりを彷彿させる光景だが、ひょっとしたらこれは「自由」「平等」「博愛」のフランス精神を体現しており、大使館として最後の外交任務なのかも知れない。
ゼロコストで、自国PR。流石と思わせるクリエイティブキャンペーンだ。