年に映画を一本見て、本を一冊読み、美術館に一回行く人の割合は、日本で3割もいないそうだ。僕の場合、見た映画の数は二桁で、本は三桁だが、行った美術館の数になると指で数えるほどになってしまう。
六本木が定期券内になって僕の生活スタイルは大きく変化したわけだが、今日はミッドタウンにある「21_21 DISIGN SIGHT」の「セカンド・ネイチャー」展に立ち寄ってみた。
芸術、特に現代アートは、一種のアウトプットの手段だと思っている。芸術家の脳内にあるモヤモヤしたものを、このリアルな世界にトランスポートするツールだ。なので表現の仕方が、2次元のキャンパスから3Dグラフィックになったとしても、芸術家のマインドにイノベーションがなければ、作品自体もそこまで面白くないはずだ。個人的には、表現の手段のみを追求している作品は、あまり好きではない。
来週にはハーフマラソンが控えているので、美術館の後は、5キロくらいジョギングした。適度な運動をすると、走っている時だけではなく、普段の生活にもかなりポジティブなインパクトがある気がする。東京マラソンの抽選は、見事に外れてしまったわけだが、社会人になっても運動は続けていこう。