Factory tour

内定先の英語研修を早退して、研究室の工場見学に行った。
同じ程度志望している候補を一つに絞り込むのは難しいが、同じ程度興味がない候補に対しては、意外にスパッと選択することができる。
このような時は、大体不確定な方を選ぶことが多いが、今回の選択は間違っていなかった。
見学した工場は、某大手メーカーの携帯工場。
思った感想を書いてみる。
1、日本企業の携帯事業(Sony以外)の今後は?
○低スペック(30$-100$)
規模の経済で、コストを下げたものが勝つ。
日本のシェアを100%とっても、ノキアの1/10以下なので、勝負にならない。
○中スペック(日本で売られている携帯)
販売奨励金のため、国内販売台数が激減。このパイで生き残れるのは、たぶん多くて三者程度。しかもあまり儲からないかも。
○高スペック(スマートフォンなど)
日本が得意とするハードでの競争ではなく、コンセプトの戦い。
正直ちょっと厳しい。
以上をまとめると、結構じり貧だということが分かる。
しかも売却しようとしても、あまり欲しがられない可能性大。
それでも、彼らはフルラインアップを狙いに行くらしい。
2、アカデミック VS コンサルチック
研究室の教授が携帯関連のプレゼンをしたが、完全に授業の延長線で、メーカーの社員はありがたい話を聞くかのようにメモをとり続けていた。
プレゼン内容は専門用語を多用し、かなり難解だったと思う。しかもメーカー側の足りていないところをダイレクトに責めていく。アカデミックな世界では、すごいプレゼンなのかもしれない。
だが、パートナーならともかく、来年働き始めた時の僕みたいな新人コンサルにとって、この様なプレゼンはクライアントとの関係を悪化させる以外の何物でもないだろう。
22才の若造が、その道何十年のベテランを動かして、それなりのアウトプットを出すのは、本当にチャレンジングだと思う。

Toda Marathon

マラソンとは不思議なものだ。走っている間は苦しくて、二度とマラソンなんかに参加するものかと思っているのに、数か月後にはいつの間にか次のマラソンに応募している自分がいる。サブプライムからもわかるように、人間は忘れっぽくできているのだろう。
今日の天気は小雨。貧相な僕にとっては、あまり好ましくないコンディションだ。タイムは2時間ちょうど。天候を考えると、ハーフとしては可もなく不可もない成績だと思う。
走っている時に思ったことをいくつか。
1、マラソンは長期戦
こんなの当たり前だといわれそうだが、実際スタートからゴールまで最適な速度をコントロールするのは難しい。少しでも早く走ろうとするのだが、14km/hは13km/hより格段に疲れる。でも人間は非線形で物事を考えるのが不得意なので、そこまで頭が回らず、ついつい飛ばしすぎてしまう。
マラソンには、各種マスコットを身につけた選手も登場するわけだが、マスコット選手(例えば、アンパンマン)に抜かれるほど屈辱的なことはない。そこで何とか抜き返そうと試みるが、アンパンマンとの差は開くばかりで、自分のペースも崩れてしまうのが常である。
2、周りにランナーがいるから走れる
今日の大会は4000人以上の参加者がいたそうだが、これが一人ぼっちの大会だったら、タイムは固より、完走も儘ならないだろう。少なくとも、僕はそういう人間だ。辛い時は前の人について行けばなんとかなるし、その代りレース終盤になって歩く人が増えても、歯を食いしばって走る必要がある。
様々なベンチマークを用意することは、来年以降の自分にとっても、重要であることは間違いない。

Exhibition "Second Nature", etc.

年に映画を一本見て、本を一冊読み、美術館に一回行く人の割合は、日本で3割もいないそうだ。僕の場合、見た映画の数は二桁で、本は三桁だが、行った美術館の数になると指で数えるほどになってしまう。
六本木が定期券内になって僕の生活スタイルは大きく変化したわけだが、今日はミッドタウンにある「21_21 DISIGN SIGHT」の「セカンド・ネイチャー」展に立ち寄ってみた。
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芸術、特に現代アートは、一種のアウトプットの手段だと思っている。芸術家の脳内にあるモヤモヤしたものを、このリアルな世界にトランスポートするツールだ。なので表現の仕方が、2次元のキャンパスから3Dグラフィックになったとしても、芸術家のマインドにイノベーションがなければ、作品自体もそこまで面白くないはずだ。個人的には、表現の手段のみを追求している作品は、あまり好きではない。
来週にはハーフマラソンが控えているので、美術館の後は、5キロくらいジョギングした。適度な運動をすると、走っている時だけではなく、普段の生活にもかなりポジティブなインパクトがある気がする。東京マラソンの抽選は、見事に外れてしまったわけだが、社会人になっても運動は続けていこう。

Waseda-Keio baseball game

どうやら大抵の国では、トップの大学は2つに絞られるらしい。
中国では北京大学と清華大学だし、英国ではオックスフォードとケンブリッジ。日本の場合、私学の二強は言うまでもなく早稲田と慶応だ。
早稲田と慶應による野球戦を一般的に「早慶戦」と呼ぶわけだが、この始まりはなんと1903年まで遡ることができる。この伝統ある「早慶戦」を、早稲田学生席で見ることができた。
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試合自体は、昨日早稲田の優勝が決まっていて、消化試合に近かったので盛り上げに欠けたが、応援合戦は素晴らしかった。中国にも体育祭で応援するという習慣はあるのだが、それは学校側から厳格な練習スケジュールが決まっており、半強制的に参加するのがほとんどだ。それを極めた形が、北朝鮮の10万人マスゲーム「アリラン」だろう。
中国の応援スタイルとは対照的に、今日の応援合戦では会場が一体となって、掛け声から拍手、応援曲・応援歌、エール交換などを自発的に行っていた。まったく知らない人と肩を組んで、一緒に早稲田校歌を歌うのはなかなか面白い体験である。このような応援合戦も、日本独自の文化の現れかも知れない。