今の日本に危機感を覚える若者は多くいる。確かに日本を知れば知るほど、その先行きに対する期待は薄れてしまいがちだ。
いまの日本は、かつての栄光を取り戻す最後のチャンスが与えられていると思う。これを逃すと、日本に回復できるほどの体力はもうないのではないだろうか。
日本の大きな問題の一つとして、硬直した官僚制度があると思う。その顕著な例が、日本の金融政策である。世界のお金が入ってこない限り、日本経済は回復しないし、そのお金の流れを決めるのは日本ではない。
いくつか最近見たニュースで注目的なものをピックアップしたい。
FT.com / Comment & analysis / Editorial comment – Wanted: Bank of Japan governor http://www.ft.com/cms/s/0/dbaac092-f5e8-11dc-8d3d-000077b07658.html?nclick_check=1
「暗黒の月曜日」以来の外国人売り越し額、歴代2位-3月2週日本株
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=arukX_rnpe28
外資に扉を閉ざす日本 (FINANCIAL TIMES):NBonline(日経ビジネス オンライン)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20080319/150635/?P=1
Month: March 2008
Why driving school is so expensive?
実はいま免許合宿中だ。結局はペーパーになりそうな気もするが、周りに流されて応募した形だ。しかし、その割には高い。合宿で25万円前後、都内で通学になると30万円近くはする。アメリカで免許を取るのに100ドル前後しか掛からないことを考えるとかなり割高だ。雪山に閉じこめられて、結構暇なので割高な理由を考えてみてみた。
アメリカとの価格差は、運転技術の要求レベルの差が主な原因だと思うので割愛する。今回比較対象とするのは、ビジネスモデルが似ている資格予備校だ。
例えば授業時間がほとんど同じのTAC税理士特例コースと比較してみたい。TACの同コースは60時間で94000円だ。通学免許の3分の一にすぎない。
仮説1:自動車学校は、自動車を揃える必要があるので高い。
自動車価格を120万円だと仮定する。車両運搬具の法定耐用年数表によると、小型自動車の耐用年数は3年なので、一年に40万円の減価償却費が計上される。また1001~1500ccぐらいの車は平均的に維持費が年間40万円かかるらしい。ということは、年間に自動車関連の支出は一台につき80万円、月間に直すと7万円ほど。月に5人が平均で一台を使うとしても、一人あたり1万弱。これでは価格差を説明できない。
仮説2:自動車学校は、マンツーマンなので人件費が高い。
自動車学校の人材募集欄を見てみよう。中堅層でだいたい35万ぐらいもらっている。車と同じく5人でシェアしているとすると、一人あたり7万円だ。さっきの自動車費と合わせれば大体10万円。これで価格差の三分の一は説明できた。
仮説3:自動車学校は、場所を取るので土地代が高い。
確かにこれはある程度の影響を与えていると思う。しかし、都内と地方の自動車教習所で通学免許の価格差があまりないことから、影響は少ないと思われる。
仮説4:自動車学校に対して、特別な制度規制がある。
いろいろ調べてみたが、よくわからなかった。
仮説1と2で、価格差の3分の一は説明できた。さて、残りの3分の一はなぜ発生するのか。ヒントは合宿免許と通学免許の価格差にあると思う。
宿代、ご飯代なども考慮に入れると合宿免許と通学免許の価格差は約10万円だ。誤解しないでほしいが、免許合宿のほうが10万円安いのだ。これは地方の同じ自動車学校が実施している合宿免許と通学免許でも同じだ。
合宿免許と通学免許の主な違いはその稼働率にあると思う。合宿は学校側が自由に授業のシフトを入れるので、基本的に稼働率はマックスに近い。しかし通学だと生徒の都合に合わせるため、昼間の時間帯はかなり空きが出ている。自動車学校は、限界費用が低いため(ホテル、飛行機と同じ)、これは価格に敏感に反映される。ちなみに指導員はほとんどフルタイムであることはインタビューで確認済みだ。
これを実証する事柄として、予約可能な日数で価格が変わることだ。日の丸自動車学校を例に説明する
(http://www.hinomaru-ds.co.jp/course/plan_main.html)。
二時限分の予約しかできないコースは、数日分先の予約が出来るコースよりも、7万円安い。
資格学校も基本的に通学免許と同じシステムなので、これですべての価格差が説明できたのではないだろうか。
肝心の教習だが、今日は坂道発進でエンストしてしまった。マニュアルは意外と難しい。あすも頑張ろう。
Yes We Can: CHANGE the mobile !!
50ヶ月ずっと使っていたauから、softbankに乗り換えた。
別に特別な理由はなかったが、オバマさんがよく叫んでいるように、変化は大切だと思う。
もし理由があるとすれば、au機種のデザインに飽きてしまったのかもしれない。僕は前からできるだけシンプルで控え目な携帯がほしかったけど、それを満たしてくれるau機種は一つも現れなかった。
それに比べてsoftbankのシャープシリーズは、パーフェクトとまではいかないが、合格点は十分超えている。
しかし、softbankの料金体系はシンプルからかけ離れている。販売員の説明を5分ぐらい聞いたが、その3割も理解できなかった。僕の理解力はそこまで悪くないと思うので、やはりsoftbankの料金体系が複雑すぎるのだろう。「ホワイトプラン」「Wホワイト」「ホワイト学割」「スーパーボーナス」、これらのサービスに僕はすべて加入しているらしいが、料金体系がどうなっているかさっぱりわからなかった。
それでも、販売員のメッセージはシンプルだった。softbankに乗り換えれば、安くなるということだ。その言葉を何回も聞いているうちに、何も理解していない僕でも、ソフトバンクの安さを信じてしまった。
まとめ:
BtoCで商品の実態とは異なるイメージを消費者に持ってもらい、商品を購入してもらうための戦略
1、商品の実態をできるだけ複雑にする。
2、商品の宣伝をできるだけシンプルにする。
3、消費者にとっての初期コストをできるだけ下げる。
4、販売員をかわいい子またはイケメンにする。
メガバンの窓口で大量に積み重ねられている金融商品もこの類だろう。
Vietnam, then Cambodia Part.2
カンボジアからベトナムに入ると、まず目に映るのはバイクの群れである。バイク、バイク、バイク。道路からはみ出しそうなぐらいのバイクが、エンジンを回転させて、地球温暖化ガスを勢いよく噴射させている。
ホーチミンは人口600万人ほどの都市だが、バイクだけで400万台ある。その400万台を運転している運転手の半分に当たる200万人は無免許運転らしい。スリよりも、バイクに注意した方がよさそうだ。
ベトナム戦争を記念するための博物館がホーチミン市にある。そこからちょっと離れると、外資系の立派なデパートが林立している。さらに進むと英会話学校があり、そこには「English is the key to be success in your life」と書かれている。ベトナム人いわく、これがベトナム流の愛国主義らしい。列強の力にお世話になりながら、発展していこうということだ。
列車に揺られること29時間。ベトナムの首都、ハノイに着く。ハノイは極めて中華的な都市だ。都市計画的にもそうだし、中国式の寺が至る所にある。よくわからないベトナム文字を別にすれば、中国南方の地方都市をたいして変わらない。スーパーに行っても、漢字が書いてある商品であふれ返っている。ベトナムは、大国と2000年以上隣り合わせになったおかげで、その付き合い方をマスターしたのだろう。
Vietnam, then Cambodia Part.1
思い起こせば、去年の今頃はニューヨークのタイムズスクエアにいた。輝く電子広告版に囲まれて、あたかも世界の中心にいるような気がした。そして今回はアジア最貧国のひとつ、カンボジアにやってきた。
まずは成田から、台北まで飛び、そこからホーチミンまで行く。ホーチミンから電灯が全くつかないプロペラ機でシェムリアップに到着。これでほぼ丸一日を費やした。
カンボジアと言えば、アンコールワット。アンコールワットといっても巨大な遺跡群であり、見どころはたくさんある。アンコールトム、ベンメリア、タケオなどなど。しかし、もっとも人が集中するのは、アンコールワットの中心部だ。
しかもそのほとんどがツアー客である。そもそもパッケージツアーというのは、大量生産のマス向け商品であり、フォードのT型自動車と本質的に変わらない。その結果ガイドもマニュアル化されて、みんな同じ観光名所に集まってしまうのは自然な流れである。少し離れると、全く人がいないのに、みんなそこを離れようとしない。
カンボジアで主に流通しているのは、米ドルである。カンボジアの中央銀行がどうやって経済をコントロールしているのかが、わからない。プノンペンはさておいて、見た感じ農業と観光業以外の産業はないに等しい。貧しさの中に活気があれば、それでもいいのだが、カンボジアはそれにも欠ける。
一般的にカンボジア人は控えめであり、従順である。喧嘩しているところは見たことないし、流れている時間のスピードが遅い。OEM工場の労働者としては優秀かもしれないが、BRICSに代表される新興国と比べると、ポテンシャルが乏しいように感じる。
LuckFactor's Party !!
前のエントリー記事で紹介したように、僕はいまラックファクター5期スタッフをやっています。その5期スタッフが今回「09年度内定者交流会」を企画しました。09内定者の方は、ぜひご参加いただければと思います。
以下、詳細。
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ラックファクター5期スタッフが贈る
「09年度内定者交流会」
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~09年度内定者交流会概要~
【日時】
2008年3月28日(金)
18:30 受付開始
19:00 スタート
21:00 終了
*18:30~19:00の間にご来場頂けることをお勧め致します。
【会場】
エラグ青山-eragu aoyama-
【アクセス】
http://www.eragu.net/
表参道駅徒歩2分
・表参道駅 B1出口を出る。
・青山通りを渋谷方向に向かい歩く。
・1つ目の信号の交差点の左前方に
STARBUCKS COFFEEがあります。(骨董通り沿い)
・STARBUCKS COFFEEの入っているビルの地下1階になります。
【予算】
09内定者 \3500
08内定者 \4500
(尚、予約なし当日参加の方には上記金額+\500となります。)
(フリードリンク、軽食のご用意もあります。)
(当日はつり銭の無い様、ご協力下さいませ。)
【ドレスコード】
特にございません。
【参加条件】
08・09内定、内々定を得ていること。
内定先の会社の条件は、ありません。どなたでもご参加ください。
当日は08年度内定者20人程度、09年度内定者100人ほど参加します。
縦横の内定者間の交流などにご活用ください。
【参加者内定先】
ゴールドマン・サックス証券、モルガン・スタンレー証券、メリルリンチ日本証券、リーマン・ブラザーズ証券、JPモルガン証券、UBS証券、ドイツ証券、マッキンゼー・アンド・カンパニー、ボストン・コンサルティング・グループ、アクセンチュア、ドリームインキュベータ、CDI、P&Gなど
【2次会について】
当日、21:30程度より2次会を予定しております。
【応募フォーム】
・お名前
・連絡先(携帯番号、アドレス)
・所属
・内定先
・2次会参加 有・無
をご記載の上、3月25日(火)までにt.ogawa@luck-factor.com (小川 貴史)
までご連絡ください。
ご質問等ございましたら、t.ogawa@luck-factor.com (小川 貴史)までお気軽
にご連絡くださいませ。
なお、この告知文を引き続き転送、ブログ、mixi日記などへの掲載などを通じて、
できるだけ多くの方にお知らせいただきますよう、お願い申し上げます。