Experience note on "Joost"

Canicula のニュースの視点 Vol.3
最近米国を中心にフィーバーしているインターネット番組配信サイト「JOOST」を試してみた。
joost_ss_01.jpg
まずはサイトからソフトをダウンロードすることから始まる。インストールするとユーザー登録に進み、その後番組が見られる。
印象的にだったのが、画面の質。番組自体は画質はもちろん、ソフトの作りも非常にクリエイティブ。それに加え使い方がシンプルで、動きも滑らかだ。
番組数は1万五千を超え、CBSやMTVなどの「ちゃんと」したテレビ番組が視聴できる。
思ったこと:
1、メディアの配信と作成を分けて考えて、ネットを活用している点は評価できると思う。ポストモダンの時代だと騒がれ、ネットにより皆が記者になれるような風潮があったが、そんなことないと思う。「オーマイニュース」を見ても、「ユーチューブ」を見ても、お遊びの領域を脱していない。しっかりとしたインセンティブとフィードバックのシステムが整わない限り、メディアのアマチュア化はこれ以上進まないのではないか。たぶん「JOOST」の創作者もそう思ったのか、「JOOST」ではプロが作った高品質の番組を中心に楽しめる。その一方で、配信において「JOOST」は「PtoP」という技術を使っていて、サーバ負荷を分散させている。これこそ、ネットの本来のバリューだと思う。
2、メディア産業と協力しなければ、ネット配信は発達しない。話題の「にこにこ動画」や「ユーチューブ」を見ても、結局ニッチなものである。人気なものは、テレビ番組のパクリで、明らかな著作権侵害だ。著作権が保たれないと、製作者のインセンティブがなくなり、いつまでたってもニッチなままだ。テレビ局を株主に構えた「JOOST」はとても強いと思う。
3、ネット配信は、メディア界に新しいビジネスモデルをもたらす可能性がある。今までのテレビは、否応なしに流れてくる映像を見ていくというばかばかしいものだった。だが、ネット配信により、人々はどこでも時間を気にせずにテレビをみることができる。いままでの視聴率やゴールド時間帯などの概念が完全に覆される。こうしたカスタマイズされたサービスというのは、顧客のセグメンテーションにつながり、広告業界にも大きなインパクトを与えるだろう。いずれにせよ、ネット配信が普及すれば、既存のテレビ業界の常識は通用しなくなる。

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