THE BOW


THE BOW
2005年 韓国 90分
■監督・脚本・編集 キム・ギドク
■出演 チャン・ソンファン/ハン・ヨルム/ソ・ジソク/チョン・グクァン
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【あらすじ】
ぽつんと浮かぶ船に老人と少女の2人があった。少女と過ごすようになって10年が経ち、17歳になったら少女と結婚式を挙げる予定だ。釣り客を呼び生活をしているが、少女の美しさに手を出そうとする者も居た。その度に老人は少女を守り、少女の為だけに生きてきた。ある時2人だけの世界にまた嵐が吹き荒れた…大学生らしい釣り客が訪れ、少女と青年はたちまち恋に落ちてしまう…
【感想】
とてもキム・ギドクらしい作品であり、妥協を許さない監督の姿勢が強く現れている。最後比較的ハッピーエンドになっているのは予想外だった。
市川三郎はこういっている「不条理な苦痛ー自分の責任を問われる必要のないことから負わされる苦痛ーを減らすこと」が歴史の進歩であると。社会が発展していくにつれて、このような独立した小さなコミュニティーが生まれてくるだろう。基本的に僕は寛容なほうだと思っているが、映画の中の少女みたいな子供にも少なくとも最低限の知識を与え、選択を機会を与えるべきだと思う。彼女が感じているのは、まさしく不条理な苦痛だと思う。これは米国が第三世界に民主主義を押し付けるのとは違う。第三世界の国が一旦グローバリゼーションの波に飲み込まれると、もう後戻りできない。つまり選択の機会は増えていないのである。しかし、映画の中でもあったように少女は知識が与えられた後でも、自分の意思でどちらかの生活様式を選択することができる。
以上の議論と全く関係ないが、船で世界一周の旅に出るのは非常に魅力的だと思った。一緒に行く連れの人選が大切だが。

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