芸術の楽しみ方

ぼくはめったに小説を読まない。二つの例外を除けばだ。一つ目はクラシックな名著である。「ジャンクリストフ」、「椿姫」、「赤と黒」と言った類だ。長い時間を経て、この世に残ったものにはその存在価値があると考えるからだ。二つ目は、村上春樹の小説だ。今日も『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉』を読み終えた。彼の独特な世界観と雰囲気はぼくを魅了する。
よく聞くのが、春樹の小説は難しいという意見だ。間違った意見ではないと思う。事実ぼくも春樹の小説は難解だと思うし、春樹から見たらぼくは5割ぐらいしか理解できていないのだと思う。しかし、ぼくはその雰囲気に浸るのが好きであり、べつに理解することを求めているわけではない。ぼくはぼく流の楽しみ方があって、ぼくがそれでいいと思うのならそれでいいのだ。専門家の意見、書評家の意見などどうでもいいのである。自分の感性を大事にすることが大切だと思う。
これは小説が芸術の一形態だから言えることであって、自然科学や社会科学には当てはまらない。一方絵、音楽、映画などの芸術には当てはまると思う。
芸術は理屈ぬきに楽しむものであり、自分をさらけ出すだけでよいのだ。

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